産業政策 2022 12 4

書名 ニューズウィーク日本版 2022 12 6
出版社 CCCメディアハウス

「日本企業は、なぜ世界で負けたのか」
 おそらく過当競争にあると思います。
日本の場合は、同業の企業が多い。
 これはメリットとしては、
企業間において価格競争があって、
消費者には安い商品を提供できます。
一方、企業の利益は少ないものとなります。
 しかし、国際競争で考えると、
いろいろな問題が出てきます。
 外国では、1社か2社ぐらいなので、
日本企業のように国内競争によって、
疲れ果てることはなく、
国際競争の体力は十分にあります。
また研究開発費を確保できます。
 この雑誌から引用しましょう。
通産省は、ライバルが多すぎると、
不要な価格競争が生じて、
利益率が下がり、
研究開発投資が難しくなると考えた。
(引用、以上)
 確かに、そのとおりです。
欧米では、1社か2社しかないのに、
日本の場合は、同業他社が多すぎて、
激しい国内競争を繰り広げた結果、
国際競争をする余力はないように見えます。
 今の日本は、昔と違って、
自由競争だと思います。
 たとえば、スマートフォンの初期においては、
日本は先行していたように思いますが、
参入するメーカーが多く、
激しい国内競争の結果、利益を確保できず、
結局、多くの企業が撤退しました。
その間、外国では、巨大なメーカーが出現しました。
 半導体製造という分野においては、
巨額の設備投資と研究開発費がかかります。
その金額は、とてつもなく巨額です。
 激しい国内競争で利益が確保できなければ、
研究開発費も確保できず、
結局、外国企業との競争に負けるでしょう。
半導体の分野は国家が関与すべきだと思います。























































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